過呼吸が起こるとどうなる?原因はストレスや怒り?
過呼吸は過剰な換気活動を行う症状です。
過呼吸に陥ると呼吸が速くなり、息苦しさや動悸、目眩などの症状に襲われます。
過呼吸は普通、水泳など呼吸を多く必要とする運動の後になる症状ですが、精神的な不調によってもなるようです。
過呼吸になる原因とストレスや怒りとの関係について見ていきましょう。
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過呼吸の症状

過呼吸は精神の不安定などによって血液中の二酸化炭素が不足することによって起こる症状です。
二酸化炭素が不足しているとき、脳は二酸化炭素を出さないように、息を止めるよう指令を出してしまいます。
しかし体の方ではそのような脳の働きなど分かりませんから、息苦しく感じてしまい、必死に息を吸おうとします。
過呼吸を発症するとそのほかの症状も併発してしまいます。
頭痛、目眩、指先のしびれ、動悸、胸への圧迫感等が併発される主な症状です。
さらには死の恐怖からパニックになり、さらに必死に息を吸うという悪循環に陥り30分から1時間ほど発作が続く場合もあります。
過呼吸の原因

特に運動もしていないのに過呼吸になるのは体と心にストレスを感じ機能不全を起こしたためです。
心に抱えている不安・緊張・恐怖・興奮などがきっかけとなり自律神経や呼吸中枢に不調を来します。
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興奮や精神的な不安定がきっかけなので怒りもその原因の一つです。
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身体の不調がきっかけになるケースもあり、過労・睡眠不足・運動不足・食生活の乱れなどがその主な原因になります。
過呼吸になりやすい人としては几帳面で完璧主義な人、たばこやコーヒーが好きな人、口呼吸の癖がある人、呼吸が速すぎる人などが挙げられます。
過呼吸になったときの対処法
よく過呼吸の対処法として袋を口に当てる方法が見られますが、あの方法は袋の充て加減が難しいので、下手にやると危険な方法です。周りの人が過呼吸になったら、「大丈夫だよ」などと声をかけて安心させてあげましょう。
また二酸化炭素が不足しているために起こる症状なので、息を吐くときにあまり二酸化炭素が出て行かないようにする必要があります。
ゆっくり息を吐くように促してあげましょう。
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まとめ
過呼吸は運動による過度の呼吸や精神的な不安定によって、血液中の二酸化炭素が不足した場合に起こる症状です。ストレスによって起こるので、症状が出た人はあまり抱え込まないように普段から注意しましょう。
また体調を整えることも重要です。
もし症状が出たら精神の安定を図り、呼吸をするときはゆっくりと息を吐き出すようにしましょう。
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