はちみつに含まれるボツリヌス菌とは?中毒症状を起こすとどうなる?

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はちみつは栄養豊富で殺菌効果もあるため風邪に効く自然の万能薬といわれています。

風邪を引いたときに治癒効果を期待して摂取する方も多いのではないでしょうか?

しかしこの健康的な食品が時に人間に対して牙を剥くことがあります。

ハチミツに含まれるボツリヌス菌という細菌をご存じでしょうか?

ボツリヌス菌による食中毒は欧米で古くから死に至る病気として恐れられてきました。

ボツリヌス菌とは一体どのような菌なのか、中毒症状を起こすとどうなるのかについて見ていきましょう。

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ボツリヌス菌とは?

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ボツリヌス菌は土の中に芽胞の形で広く存在する細菌です。

ボツリヌス菌が作り出すボツリヌス毒素はわずか0.7〜0.9μgだけで人間一人の致死量に値する猛毒になります。

1gで約100万人分の致死量に当たる計算です。

ボツリヌス毒素によってかかるボツリヌス症は酸素の無い状態の食品が原因になることが多くあります。

ビン詰め、缶詰、容器包装詰め食品、保存食品などが原因で食中毒になる事例が見られ、19世紀のヨーロッパではソーセージやハムを食べた人の間に起こる病気でした。

 

中毒症状を起こした場合

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ボツリヌス菌を原因とする症状には乳児ボツリヌス症と通常のボツリヌス症があります。

乳児ボツリヌス症は乳児にのみ見られる特殊な症状で、ボツリヌス毒が含まれていなくてもボツリヌス菌だけでかかる症状です。

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ボツリヌス菌を排除するのが難しいはちみつの摂取が主原因なので、厚生労働省の通知により乳児にはちみつを食べさせてはいけないことになっています。

ボツリヌス症は四肢に麻痺を引き起こす他、様々な症状にかかり最悪の場合は死に至ります。

以下がボツリヌス症にかかると起こる症状になります。

・四肢の麻痺

・複視

・構音障害

・排尿障害

・発汗障害

・喉の渇き

乳児ボツリヌス症の場合、消化器に不調を来たし便秘になるほか、全身脱力などを引き起こします。

 

予防と治療

ボツリヌス菌自体は加熱に耐えうることができる菌です。

しかしボツリヌス菌は加熱することで不活化させることができます。

そのため食品を加熱すればボツリヌス症を予防することができるでしょう。

ボツリヌス症になってしまった場合、抗毒素としてウマ血清が使われます。

一般的に発症から24時間以内の投与が望ましいため、ボツリヌス症にかかった場合は急いで病院に行きましょう。

 

まとめ

ボツリヌス菌はボツリヌス毒素という猛毒を発生させる菌です。

ボツリヌス毒素を摂取してボツリヌス症となれば、四肢の麻痺などの症状から最悪の場合は死に至ります。

乳児の場合はボツリヌス菌を摂取しただけでボツリヌス症にかかるため、ボツリヌス菌が含まれるはちみつを乳児に与えるのはやめましょう。

ボツリヌス毒素を排除するには食べる直前に食品を加熱するのが有効です。

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