アジアインフラ投資銀行とは?日本参加のメリットとデメリットは?

image102
アジアインフラ投資銀行、通称AIIBは中華人民共和国が提唱する国際開発金融機関です。

日本とアメリカは参加を見送る方針ですが、中国は申請期限である2015年3月20日を過ぎた後も日本とアメリカの参加を待ち続けると表明しています。

アジアインフラ投資銀行とは一体どういう組織なのでしょうか?

日本が参加するに当たってのメリットとデメリットにはどのようなものがあるのか見ていきましょう。

Sponsored Link

アジアインフラ投資銀行の目的

アジアのインフラ整備のための開発銀行は既に存在しています。

日本とアメリカが主導するアジア開発銀行、通称ADBがそれに当たります。

AIIBが設立される目的はADBのインフラ整備では賄いきれない部分を代替・補完することです。

実際にアジアのインフラ需要は2020年までに8兆ドルに上るとも言われ、ADBだけでは賄いきれない可能性があります。

 

AIIB参加のメリット

AIIBのメリットとしては、うまくいけばアジアのインフラ需要に応えることで、アジアの経済発展に貢献することができます。

日本が参加して資本的に協力することでアジア全体が豊かになれば、日本のアジアにおける国際的地位の向上が見込めます。

副次的効果として日本企業のアジアにおけるビジネスチャンスが広がることになるかもしれません。

逆に参加しないデメリットとしてアジアでの日本の国際的地位が減退する可能性が挙げられます。

Sponsored Link

AIIB参加のデメリット

image101
AIIB参加のデメリットは信用性の問題と中国の影響力拡大などがあげられます。

AIIBは既にめざましい実績を上げているADBに比べてガバナンスの面で非常に不透明なところが多いことが指摘されています。

実際、資本金の支払いが遅れており、資本金負担している主要な国は中国などのため、その財政面での信用に疑問が投げ掛けられています。

普通、投資銀行は集められた資本金を元に、さらに資金を債券などの形で借り、それを政府や民間に貸すことになります。

そのため、財政面やガバナンスが不安定なことは組織の運営という観点から非常に問題です。

またこのようなインフラ開発資本は利権にまみれた腐敗の温床になる可能性も多々あります。

この国際開発銀行を主導するのは中国であり、既に国内で腐敗や不正が蔓延している中国がそのような腐敗を未然に防げるのかは大いに疑問です。

中国のアジアにおける影響力拡大も懸念材料です。

繰り返すようですがこの国際開発銀行を主導し、多くの資本金を負担するのは中国です。

それは莫大な人民元がアジアにおいて流通し、人民元の地位が向上することを意味します。

それを援助することが、日本にとって有利に働くとは限りません。

 

まとめ

アジアの発展という高邁な理想の裏に様々な思惑が見られるのがアジアインフラ投資銀行です。

現状、日本は参加を先送りしていますが、今後の情勢の変化によっては参加する可能性がないとも限りません。

しかし現状では、メリットよりもデメリットの方が多いように感じられます。

またいたずらに組織を増やそうとせずに、既に成果を上げているアジア開発銀行のさらなる持続・発展を目指すことも忘れてはいけません。

いずれにしても参加のメリットとデメリットをよく吟味し、議論を重ねることが大切です。

Sponsored Link

Pocket

      
     

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ