「語るに落ちる」の本当の意味とは?あなたも誤用しているかも?

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「語るに落ちる」という言葉はたまに聞く言葉ですが誤って使われることも多いようです。

「語るに落ちる」は本当はどのような意味なのでしょう?

誤用例と一緒に見ていきましょう。

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「問うに落ちず、語るに落ちる」

現代においては「語るに落ちる」だけで使われることがほとんどですが、もともとは「問うに落ちず、語るに落ちる」ということわざで、「語るに落ちる」はこれを簡略化したものです。

このことわざの意味は、こちらが聞いても本心を言わないが、自分からしゃべっているうちに本心を言ってしまう、というものです。

映画では尋問のシーンでよく見られますね。

捕まえた犯人などに尋問していろいろ聞いてみても秘密を言ってくれませんが、こちらが黙って相手の話を聞いているとうっかり口を滑らせてこっちの聞きたかったことを話してくれる、というような場面です。

ちょっと間抜けな人を表現することわざですね。

無理矢理聞き出そうとされたときは面白くないので口をつぐんでしまいがちですが、自由にしゃべっているうちに気持ちよくなってついつい本音や本心をしゃべってしまうのでしょうね。

 

誤用の例

誤用の一例としては「語るほどのない人物である」「実際はつまらない人間だ」といったものがあります。

「落ちる」の部分がつまらない人間になったという意味だと思ってしまったのでしょうね。

このように「言う必要がない」「話にならない」などの意味に誤解釈している方が多いようです。

これらは明らかに間違いですが紛らわしい間違いとして「自分で言ったことによって、自分の首を絞めている」といった使われ方をしている場合もあります。

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実際に語るに落ちれば、自分の発言で不利な状況に陥ることが多いのですが、そのように陥ることではなく語ったこと自体を意味することわざなので厳密には間違いです。

このような意味を表したいなら「自縄自縛」や「墓穴を掘る」などが正しいことわざですね。

 

誤用の原因

このような誤用が起こる原因として、まず「落ちる」という言葉の解釈を間違えているということがいえます。

「落ちる」とは「自分の首を絞める」という意味や「語るほどではない」という意味ではありません。

「落ちる」とは「白状する」とか「口を割る」という意味です。

また本来なら前半につくはずの「問うに落ちず」という言葉が省略されているのも大きな原因でしょう。

この省略により使う場面がイメージしにくくなり、「落ちる」という言葉のイメージだけ先行し誤用されるに至ったものと思われます。

 

まとめ

言葉というのは進化の激しいもので、いつの間にか意味の範囲が多くなったり、意味が変わったりすることがままあります。

ときには誤用されたものが本来の意味になってしまうこともあるでしょう。

「語るに落ちる」のような普段あんまり使わない言葉はより誤用が進みやすい傾向にあるようです。

しかし「語るに落ちる」の意味はまだ変わっていませんので、恥をかかずにすむよう、正しく理解して使うようにしましょう。

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“「語るに落ちる」の本当の意味とは?あなたも誤用しているかも?” への1件のフィードバック

  1. ともちん より:

    吉田拓郎の我が身可愛くの歌詞で、信じるものなど語るに落ちて、の語るに落ちてが誤用している。

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